2026年、上海協力機構(SCO)は設立25周年の節目を迎えました。海南自由貿易港とSCO加盟国との協力関係は、貿易、観光、農業、科学技術、そして人的交流・文化交流といった多岐にわたる分野で拡大し続けています。
自由貿易港における開放的政策、強化され続ける国際的な連携・交流、そして拡大し続ける協力プラットフォームを背景に、海南は中国とSCO加盟国を結ぶ重要な架け橋としてその存在感を一層高めています。
貿易と投資
近年、海南とSCO加盟国との経済協力は急速な発展を遂げています。
2026年1月〜7月、海南省においてSCO加盟国により新規設立された外資系企業は184社に上り、前年同期比80.4%増を記録しました。また、同期間におけるサービス貿易輸出入額は前年同期比16%増の46億9000万人民元で、上半期の貨物輸出入額は前年同期比56.6%増の334億1000万人民元に達しました。
また、友好都市関係のネットワークも着実に広がっています。現在、海南省はSCO加盟国の9都市と友好都市関係を結び、30都市と友好交流意向書を締結しています。さらに、世界44の自由貿易区(港)と協力関係を構築しており、その中にはSCO加盟国8カ国の11の特別経済区域が含まれています。
多くのSCO加盟国にとって、海南自由貿易港は中国市場へ進出し、東南アジアをはじめとする国際市場との連携を強化するための重要なプラットフォームとなっています。
観光・医療分野の協力深化
観光は、引き続き双方の協力において最も活発な分野の一つとなっています。
今年1月から7月までに、SCO加盟国から海南を訪れた外国人観光客は59.9万人に達し、海南省全体の外国人観光客数の52.04%を占めました。
海南は現在、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、ベラルーシ、モンゴル、カンボジア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ラオスの9カ国と結ぶ31路線の国際直行便を運航しています。ビザ発給の円滑化措置も、人の往来と交流の促進につながっています。
医療分野で協力も広がっています。三亜市中医院は中国初の国家中医薬サービス輸出拠点の一つとして、カザフスタンのアルマトイとシムケントに中医センターを設置しています。
人的交流・文化交流の強化
教育・文化交流は、海南とSCO加盟国との協力により幅広い社会的なつながりをもたらしています。
海南の複数の大学は、SCO加盟国の大学と共同教育プログラムや協力機関を設立しています。現在、SCO加盟国出身の留学生計1320人が海南省内の高等教育機関に在籍しています。
こうした人的交流・文化交流は、若い世代の間に長期的なつながりを築き、学生たちが帰国後、新たな協力の機会を創出することにもつながっています。
SCOにとっての重要な協力プラットフォーム
海南とSCO加盟国との協力関係は、SCO全体の発展と存在感の高まりを映し出しています。設立から25年の発展を経て、SCOは経済、文化、人的交流・文化交流など幅広い分野で協力を展開する重要な地域協力機構へと成長してきました。
今後、海南自由貿易港が高水準の対外開放を継続的に推進する中、貿易、投資、観光、農業、教育、科学技術などの分野におけるSCO加盟国との協力をさらに深め、互恵・ウィンウィンの発展に向けた新たな機会を創出することが期待されています。
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